アレルギーQ&A

福井県のアレルギー疾患医療拠点病院に指定、

疾患の対策推進に取り組みます

アレルギー疾患患者の増加に対応するため、大学病院としての実績をもとに専門医を育成し、自治体等への支援、地域住民に対する情報提供活動を行います。

お知らせ・イベントinformation

  • すべて
  • お知らせ
  • イベント

アレルギー Q & Afaq

アトピー性皮膚炎が悪化した時には学校や仕事は休んで治療した方がよいでしょうか?

アトピー性皮膚炎の治療のゴールは、症状がないかあってもわずかで、薬物治療もあまり必要のない状態になることです。また、その過程においても、自分がやりたいことができる、通常の社会生活ができることが前提になります。このため、基本的には学業や仕事を続けながら、外来で治療をすることになります。ごく一部の重症患者さんや、外用の方法などの教育目的の場合に、短期間入院して加療することもあります。

おとなで2ヵ月以上前から咳が続いています。どのような病気でしょうか。

咳の原因は様々ですが、感冒(通常ウイルス感染)の後に咳が続くことがありますが、通常3週間程度で治まり、2カ月以上続くことは少ないと思われます。咳が2カ月以上続く時には、胸部X線撮影を行って異常な陰影がないことを確認し、異常がなければ、痰があまり出ない咳なのか(乾性咳嗽)、痰を伴う咳(湿性咳嗽)なのかを判断する必要があります。痰が出ない咳の場合、喘息、咳喘息、アトピー咳嗽、胃食道逆流症などを疑います。痰が多い咳の場合、慢性副鼻腔炎や気管支に慢性の感染症が存在する副鼻腔気管支症候群という病気が最も疑われます。これらの病気が複数あって、咳の原因になる場合もありますので専門医の診察が必要です。

吸入がちゃんとできているか心配です

吸入ステロイドには様々な剤形があります。ネブライザーで吸入する場合には赤ちゃんでも使用が可能です。ボンベ式の吸入ステロイド薬を使用する場合は、小児ではスペーサーを利用します。スペーサーにはマスクタイプのものや口にくわえるタイプのものがあるので年齢に応じて選択します。吸入方法に不安があれば、主治医やアレルギー疾患の患者指導を専門とする看護師に相談をしてください。

アレルギー Q & A をもっと見る