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アレルギー性気管支肺真菌症(ABPM)

概要

吸入されたアスペルギルスやキノコ類に代表される真菌(カビ)の胞子が、気管支で発芽して菌糸を出し、免疫反応(アレルギー反応)によって起きる病気です。患者さんの80%は喘息を持っています。治療には経口ステロイド薬と経口抗真菌薬が用いられます。
最近、日本の「アレルギー性気管支肺真菌症」研究班によって診断基準が作成され、下記の10項目中6項目以上を満たせばABPMと診断されます。
① 喘息の既往あるいは喘息様症状あり
② 末梢血好酸球数(ピーク時)≧500/L
③ 血清総IgE値(ピーク時)≧417 IU/mL
④ 糸状菌に対する即時型皮膚反応あるいは特異的IgE陽性
⑤ 糸状菌に対する沈降抗体あるいは特異的IgG陽性
⑥ 喀痰・気管支洗浄液で糸状菌培養陽性
⑦ 粘液栓内の糸状菌染色陽性
⑧ CTで中枢性気管支拡張
⑨ 粘液栓喀出の既往あるいはCT・気管支鏡で中枢気管支内粘液栓あり
⑩ CTで粘液栓の濃度上昇(high attenuation mucus: HAM)