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薬剤性肺障害

概要

薬剤性肺障害とは薬が原因で呼吸器系の障害が起きることを言います。典型的なものとしては薬剤が原因となって肺の肺胞や間質領域に陰影を認める薬剤性肺炎があります。一般的には薬剤の投与が始まってから2~3週間から2~3ヵ月で発症することが多いとされています。症状として咳、息切れ、発熱などがみられます。薬剤が肺の細胞を直接障害する場合と免疫学的な機序(アレルギー)によって起きる場合があると考えれています。抗がん剤、関節リウマチ治療薬、漢方薬、抗不整脈薬、抗菌薬など様々な薬剤によって薬剤性肺炎が起きる可能性があります。