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気管支喘息(成人)

概要

気管支喘息(喘息:ぜんそく)は発作性の呼吸困難(喘息発作)、喘鳴(ぜんめい:ゼーゼー、ヒューヒュー)、咳、胸苦しさを症状とする病気で、小児だけでなく成人の6~10%にみられる患者数の非常に多い病気です。気道(気管や気管支)の慢性的な炎症が原因です。環境中に存在するダニやカビなどに対するアレルギー反応によって炎症が引き起こされることも多くみられます。成人の喘息患者さんでは、風邪薬や熱さまし、痛み止めで大発作を起こす危険がありますので、市販薬も含めて、そのような薬の安易な使用は危険を伴います。喘息は吸入ステロイド薬を中心とする適切な治療を続ければ、多くの場合、症状が良好にコントロールされます。